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理事長のひとくちコラム1

心房細動について

 

 某有名な野球の監督によって『心房細動』という病気はかなり一般の方にも知られるようになりましたが、それではどの様な病気なのかと言われると、知らない人の方が多いのではないでしょうか。

 

  ここでは『心房細動』について簡単に説明しましょう。

正常な心臓では、心臓の上部にある洞結節から始まる電気的刺激が、心房(心室の上にある補助ポンプの役目をするところ)を経由し、房室結節という関所の様な所に達します。

そこから、心室内を左脚と右脚に別れて伝わり、それにより心室が興奮することで、心臓は全身に血液を送り出すポンプの働きをするのです。

 

  『心房細動』とは、何らかの理由で心房の各部位が細かく無秩序に興奮することにより心室の興奮も規則性がなくなる不整脈の事で、一時的にその状態になる一過性心房細動と、慢性的にその状態が継続する慢性心房細動に分類されます。

加齢と共に増加し、60歳以上では2〜4%に認められます。

 

 どうして心房細動になるかというと、高血圧や弁膜症等の基礎疾患により心房に多くの負担がかかる為に発生するもの(約2/3)と、基礎疾患が無いのに発生するもの(約1/3)にわかれ、それぞれ治療方針も違ってきます。

 

 心房細動の自覚症状としては、動悸・息切れ・胸部不快感が一般的ですが、一過性心房細動の発作の回数の多い人や慢性心房細動の多くは自覚症状が無いことが多いのです。

  心房細動はなぜいけないのかと言うと、動悸等の症状が辛いのももちろんですが、一番心配しなければいけないのは心臓の中に血栓という血の塊ができやすく、それが頭の血管まで飛んでいって詰まると脳梗塞になってしまう事です。

 

 それでは、心房細動にはどの様な治療法があるかと言いますと、まず、一過性心房細動や、慢性でも発症から日の浅い症例は薬で治療を試みますが、不整脈の薬は副作用も結構あるので慎重に服用しなければいけません。慢性で発症から日数が経過した症例は、心拍数を正常にする薬や血栓が出来にくくする薬を使ったりして、それ以上悪化したり合併症が起こるのを防ぐ事が中心になります。

また、水分の補給等に気をつけて行く事も重要になります。

 

 

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